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ドコに建つのか分からないから、
ドコに建ってもいいように。
ドッチに向いているか分からないから、
ドッチに向いてもいいように。
ドコかもドッチかも分からないけど、
唯一分かっていることは、
地球の上だということだけ。
この9坪ハウスは、 地球の上に建つ。
構造は柱4本、大梁8本、1スパン5460mmの重量鉄骨ラーメン構造とした。四方に開かれたルーバー庇が、水平方向に広がる開放感を演出する。1階はすべて土間とすることで、クルマやバイクが通り抜けられることを可能としている。配置される家具類はキャスター付きを基本とし、敷地全体を使ったmovableなライフスタイルを実現する。
晴れた日には庭で調理が出来るようにカマドを設置。 収納については、耐候性のある収納ユニット(Gadget Suitcase)により、必要に応じて外部空間を収納スペースとして機能拡張する。Gadget
Suitcaseは、長期外出時には土間に格納する。
開放的な1階とは対照的に、2階はパーソナルな空間とした。4面曇りガラスによるFIX
窓を基本とし、各面に一カ所ずつ通風窓を設ける。2階全面に貼られたステンレス製の有孔折板により視線をコントロールする。バスルームのガラス間仕切り壁はプロジェクターのスクリーンを兼ねており、1階からも、2階のベッドからも、バスルームからも映像を楽しめる。夜間や外
出時はルーバー庇を閉じることでセキュリティに対応する。
クルマやバイクといった、化石燃料を燃やす趣味である以上は、地球環境についてオトシマエをつけるべきだと考える。もちろん、この家が排気ガスを吸収してくれる訳ではない。だが、いつでも壊せるような小さな家だからこそ、構造躯体に耐久性とサスティナビリティを持たせ、リサイクル可能な建材を出来る限り選択していくことで、安易なスクラップ・アンド・ビルドを抑制し、エネルギーの浪費を押さえる配慮は必要であろう。
地球の上に建つのだから。
建築家 山本健太郎
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