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日本人の食生活は、かつて外食やレトルト食品に代表されるファーストフードに傾倒し、食事を中心とした家族形態が崩壊しつつありました。
90年代後半以降、プライベートな生活が見直され、個人の時間、趣味もさることながら家族や仲間と過ごす時間を大切にするなど、個性的なライフスタイルを持つ都会人が増えつつあります。
自分オリジナルのダイニングステージを持つことは、そういう人々にとって、とても大切なことなのです。
中央に一坪大の冷蔵倉庫を持ち、それをワインセラーにしたり、ハムやチーズの保冷庫にして使うことができます。
リビングに面した壁面は普段はパネルで閉じられており、余計な紫外線の進入を防ぎますが、人が集まるパーティ時にはパネルがはずされてサービスカウンターとして使うことができます。
玄関の突き当たりの面は、普段は2階に上がる階段となっていますが、パーティの時には階段ごと壁がスライドして2階へのアプローチを隠し、バスルームを隠すと同時にガラス越しに保冷庫のなかの陳列状態が姿を現します。
このようにして、日常と特別な日の使用目的の違いをダイナミックに空間に表現してみました。
もちろんオーナーは大事なワインの眠るセラーの真上でおやすみ下さい。
建築家 西森陸雄
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